【プロが教える】天井クレーン点検の全貌。岩手の冬と塩害に負けないメンテナンスの極意
みなさんこんにちは。
岩手県大船渡市を拠点に、
岩手全域および東北エリアの天井クレーンの安全を支える
「平山産機エンジニアリング」です。
工場や倉庫で天井クレーンを運用されている皆様、
「点検」が法律で義務付けられていることはご存じかと思います。
しかし、実際に「何を」「どこまで」見ているのか、
その詳細をご存知の方は少ないのではないでしょうか。
特に岩手県内、とりわけ大船渡のような沿岸部や、
内陸の豪雪地帯では、一般的な点検基準以上の
「地域特有の視点」が求められます。
今回は、私たちが日々実施している具体的な点検内容と、
東北の現場だからこそ注意すべきポイントを徹底解説します。
この記事を読めば、点検がいかに精密な作業であり、
なぜ専門知識が必要なのかがご理解いただけるはずです。
1. 現場の命を吊る「重要3項目」の点検内容
天井クレーンの点検において、最も事故に直結しやすく、
私たちが最優先でチェックする「心臓部」の点検内容をご紹介します。
① ワイヤロープ・フックの点検
ワイヤロープは消耗品ですが、
岩手の沿岸部では潮風の影響で内部から錆が進行します。
- 素線切れの確認: 1よりの間で、素線の10%以上が切れていないか、
ノギスを用いて直径の減少を厳密に測定します。 - 腐食・型崩れのチェック: 表面の油脂が切れ、
赤錆が出ていないかを確認します。 - フックの開口測定: 過負荷によってフックが伸びていないか、
基準点間の距離を計測し、0.5%以上の変形があれば即交換を提案します。
② ブレーキ機構の動作確認
最も重大な事故である「吊り荷の落下」を防ぐ要です。
- ライニングの摩耗確認: ブレーキの制動力を
生むライニングの厚みを測定します。 - 作動テスト: 実際に定格荷重に近い負荷(または無負荷)で昇降させ、
- 停止時に滑りがないか、異音が発生していないかを確認します。
③ 電気系統・走行レールの点検
東北の激しい寒暖差は、電気トラブルの温床です。
- 絶縁抵抗測定: モーターや配線の絶縁状態を測定し、
結露による漏電やショートのリスクを未然に防ぎます。 - レールの摩耗とボルトの緩み: 建屋の歪みや積雪の重みでレールが蛇行していないか、
固定ボルトに緩みがないかを打検(ハンマーでの打音検査)で確認します。
2. 岩手・大船渡ならではの「寒冷地・塩害」対策点検
私たちが東北の現場で特に重視しているのが、独自の「環境対策点検」です。
- 結露対策と制御盤の清掃: 冬場、外気と工場内の温度差で制御盤内に水滴がつきます。
これが基板に付着すると故障の原因になるため、
除湿状態の確認と徹底した清掃を行います。 - 極低温用グリースの充填: 岩手の氷点下でも固まらない
適切なグリースが充填されているかを確認します。
グリースが固まると、ギアに過大な負荷がかかり、高額な修理費用が発生してしまいます。 - 防錆塗装の劣化確認: 大船渡の潮風は、金属をあっという間に錆びさせます。
塗装の剥がれを早期に発見し、タッチアップ(補修)を勧告することで、
クレーン本体の寿命を20年以上長持ちさせることが可能です。
3. 信頼できるパートナー「平山産機エンジニアリング」の強み
点検とは、ただチェックリストを埋める作業ではありません。
「この摩耗具合なら、次の年次点検までは持つか?」
「今のうちに部品を発注しておくべきか?」という、
現場の稼働を止めないための予測こそがプロの仕事です。
私たち平山産機エンジニアリングは、大船渡から岩手県内各地へ、
地元の気候を知り尽くした技術者が駆けつけます。
報告書では専門用語を避け、写真を用いて
「なぜ交換が必要か」を分かりやすくご説明いたします。
まとめ:安全への投資が、現場の未来を創る
天井クレーンの点検は、単なるコストではなく、働く社員を守り、
生産ラインの停止(ダウンタイム)という巨額の損失を防ぐための「攻めの投資」です。
岩手の厳しい環境で戦う企業の皆様。
クレーンの調子が少しでもおかしいと感じた時や、
前回の点検から時間が空いてしまった時は、
ぜひ平山産機エンジニアリングへご相談ください。
私たちは、東北の空を支えるクレーンの主治医として、
誠心誠意、貴社の安全をサポートいたします。